競泳女子のパリ五輪代表が29日、合宿中の東京都内で取材に応じ、平泳ぎの鈴木聡美(ミキハウス)=福岡県遠賀町出身=が8年ぶりの五輪ジャージーに袖を通した感慨を口にした。

 「気合が入る。本番に向けて使用していくことで、より気持ちも固まってくる。緊張感を持って、日々の生活を過ごせたらなと思う」と日の丸を背負っての戦いに意識を向けた。

 100メートル、200メートルを制して代表権を得た選考会後、大きな反響があった。地元福岡など多くの友人から祝福のメッセージが届いたという。家族とは「電話をして、母と私はお互いに疲れ切った感じだった。私は泳ぎ切って疲れて、母は応援に疲れて。父からは『本当によく頑張ったね』と言ってもらった」と明かした。

 家族や友人の思いもパリへの力とする。